KELKはユニークな熱電素子技術をベースに、半導体製造装置に組み込まれウェハーや洗浄液の温度を精密にコントロールする「温度調節機器」、高速な光通信においてレーザー光の波長を均一にコントロールする「サーモ・モジュール」、カーボンニュートラルに向けて産業排熱をエネルギーとして再利用する「熱電発電モジュール」を提供している会社です。
KELKの主要なお客様は「大手半導体製造装置メーカー」です。半導体業界では半導体の微細化が続けてられており、お客様から精密な熱コントロール性や高い信頼性が求められます。KELKは0.01°Cの温度調節と高効率な冷却・加熱能力、そしてダントツな耐久性によりお客様の要求に応えて信頼を勝ち取り、リーディングサプライヤを維持しています。KELKの技術力は、「熱電素子を核とした精密熱コントロールシステム」の研究・開発を50年以上取り組んできた結晶であり、今後も革新的な技術を展開していきます。
KELKは、熱電発電素子とその応用製品の開発・製造、販売を行っています。
国内の1次エネルギーの6割が熱として棄てられている現状に対し、KELKは排熱を電気エネルギーで直接回収する、世界トップレベルの熱電発電技術により、カーボンニュートラルの実現に貢献する製品開発を進めています。KELKでは、排熱からのエネルギーハーベスティングにより半永久的に動作する、世界初の振動センサーデバイスを開発し、SDGsへ取り組む企業の後押しを行っています。
高性能サーモ・モジュール(ペルチェ素子、熱電発電モジュール)のリーディングカンパニーとして材料から一貫して製造しています。 そういった背景を基に熱電発電という分野において、高い技術力で世の中に無い製品を創造していけるところが面白いところです。
KELKでは光通信のレーザー光を均一にする、様々なサーモ・モジュールの開発・設計から生産、販売を行っています。
現在、光通信での生活が当たり前になっていますが、1つの光ファイバーにたくさんの波長のレーザー光を通す場合、波長が0.1nm変わると隣の波長の光と混ざる恐れがあります。レーザー光を均一にすることは高速通信・大容量化の現在においては不可欠な要素となっており、KELKは精密な温度コントロールによって貢献しています。
KELKのサーモ・モジュールは、その心臓部である熱電素子を自社で開発、生産しており、お客様より高性能、高信頼性と評価を受けています。また、お客様のニーズに合わせたカスタム設計により、用途に合わせて最適化した性能の製品を提供します。近年の生成AIの普及やデータセンタに繋がる高速通信網の拡大などにより光通信量は年々増加しており、これを支える技術としてKELKのサーモ・モジュールは貢献していきます。
半導体製造プロセスの「前工程」で使用される「温度調節機器」の開発・設計から生産、販売を行っています。スマートフォンやPCといった身近な電子機器の性能=半導体の性能といっても過言ではありません。特に「洗浄」による不純物の除去率と回路断面の均一性は性能を大きく左右します。KELKは精密な温度コントロールによって「半導体」の高性能化に貢献しています。
機器事業では主に半導体製造装置向けの温調機器を扱っています。ひとくちに半導体製造装置向けと言っても、工程や目的によって様々な温調機器があり、それぞれに異なったユニークな技術が使われています。このKELK独自の様々な技術に触れられることこそ、機器事業の醍醐味と言えます。